夢の記録 6

2007年2月19日(月)

車に乗っていた。

俺は、後部座席の右側に座っていたと思う。何人が乗車していたか定かではないが、少なくとも、ドライバーはいたように思う。しばらく走っていて、ふと、フロントガラス越しに外を見ると、3~4メートル前の路面に、白と黒のまだらの猫が、綺麗に平面状にペーストされていた。漫画のイラストのようにも見えたが、なんとなく全体がぼやけていて、感じとしては車に轢かれた様子で、すんなりとそう思った。俺は直視しなかった(と思う)が、誰かが、平面猫の腹部から腸などが見えていることを指摘した。その後、なぜか雪が積もった道を突き抜けていったように思う。その間、なにかが、たぶん猫なのだろうが、フロントガラスにばしんばしん当たっていた。しかし、血のような赤いものは残らなかったので、ただのダンボールとか、ものであったかもしれない。

時間の前後関係は分からないが、場所が変わって、市街地を走っていた。右手側にフェンスがあり、フェンスのすぐ向こうに団地が見えるような道を通った。だが、その道で車は徐行しなければならなかった。なぜならフェンスに沿って、道路の側にはみ出して、住民のものと思われる自転車がずらっと並んでいたからだ。通り過ぎたあとで、なぜか俺が悪態をついていた。自転車が住民のものであるとの前提で、自転車の公道への散乱は、団地内の雰囲気そのものだとか、住んでいる人の人間性が出てしまっているとかなんとか、好き勝手に言っていた。

他にもいろいろな夢を見たと思うが、今回の夢で1つ驚いたことがあった。

それは、起きた後に今日の夢を覚えている、そしてそれを留めようとすることで、いつのかは分からないが、「以前見た夢」を思い出したことである。そして、おそらくその夢は、当時起きたときには覚えていなかったのだ。というのは、その「以前見た夢」というのが、この「変な夢日記」を書き始めてから見たものだと感じたからで、もしそうだとすれば、今日の夢によってそれが引き出されたということになる。その夢が、書き始める前に見たものであるなら、書き残そうとする気持ちはなかったのだから、思い出す必要がないから忘れていたということになるし、時間がたって忘れたということも考えられる。どちらにしろ、なにかきっかけがあって引き出されたという感じはする。

ちなみにその夢は、2車線の道路が、左に緩やかにカーブしていくところで、道の左側には木々が茂っていた。左に曲がらずにそのまま真っ直ぐ、つまり道の右側には、ショッピングモールか商店街のようなものが広がっていた。その2斜線の道路の右側は、ドーム状の屋根がかかっている気がした。という夢。