夢の記録 8

2007年2月21日(水)

高校のグラウンドのようなところで、神田小に似ているとも思えたが、左に木が並び、右にグラウンドが広がる場所で、木に沿って歩いていた。後ろから何人かが続いていた気がした。前方にも人がいたかもしれない。

突然、左足の外側、甲のあたりが痛み、その場で転げ落ちるようにしゃがみ込んだ。なにかが、足の中を動き回っている気がした。靴の中ではなく肉の中である。見ると、足の爪の付け根辺りに、長さ5ミリくらいの黒い棘というか、シャーペンの芯のようなものがいた。

それが実際に、足を移動するのを見たような気がした。それが一度、からだの奥のほうにもぐりこんだ気がして、早く取り出したいとあせって、再び足の爪の辺りに浮かび上がったとき、手で引っかいてちぎってでも取りたいと思ったが、力が入らなかったのか皮が厚かったのか、血も出ず皮も剥けなかった。

その後だと思うのだが、ある部屋の中にいた。男一人と女一人と計3人いたように思う。男もおそらく同じ症状で、腹が痛いのか下痢に苦しんでいるようだった。俺も腹が痛くなり、ちょうど左側にある壁に左半身を預けながら、バケツか何かに吐いた。その後、あのとげがどうなったか分からない。

 

自転車に関する夢をいくつか見たが、それらは必ずしも連続していないし、関係があるとも思えない。WaTの小池徹平を見ているところだった。あるいは、本人の視点だった。暗い夜の道に、競技用の自転車にまたがってスタンバイしていた。

何の準備かというと、目の前の道を加速してまっすぐ進み、左に曲がってさらに加速し、そこで、後方からやってくる自動車とちょうどスピードが合うように走り抜けるというパフォーマンスをやろうとしていた。

機を見つけると飛び出し、猛然と加速した。コーナーに差し掛かり、美しい孤を描いて曲がりきると、再び加速した。車と並び、目的が達成されたその後も、どこかへ向かって走っていった。暗い田圃道も通った気がしたが、今では曖昧になってしまった。

 

自転車で走っていると、ある中学校のようなところの裏門の前に来た。俺は、以前ここに来たことがあると言った。夢の中での話しだが、この中学校、なぜ中学校といえるのかは恐らく表札を見たからだと思うが、この校内を通ったことがあると、今日の夢の中で思い出した。夢を見ているときに、以前見た夢を思い出すというのも面白い。

別の場面でもまた、夜の暗がりの中で、住宅街の一方通行の道を自転車で走っていた。かなり長く直線が続いていて、ひたすら前に進んでいたが、後ろを振り返り、オレンジ色のライトが点灯しているのだけが見え、その自転車に乗っているのが母親であるというのが感じられた。

その後、北浦和駅の西口から浦和方面への、そのまま進めば浦和駅西口に到着する道の、ある陸橋下の黒い格子状のフェンス、その雰囲気が感じられる場所に行き当たったが、その後は雲散霧消。

 

風呂場。なぜシャワーを浴びることになったかといえば、たぶん汗をかいていたからで、汗をかいたのは、上述のどれかと関係してるかもしれないし、していないかもしれない。脱衣場から風呂場あたりは、実家と似ていて、風呂場のドアを前にしたとき、左手に洗濯機があり、ドアは左から右へと開いてたたまれる仕組みだったが、色は黒ではなく、全体に明るい白色だった。

中へ入ると、2人くらいがすでに入っていて、それでもあまり狭く感じなかった、ということは、実家のよりも広かったのだろうと思う。そして、シャワーを浴びるときになって、その先端部に注意が集中していた。湯の放出量の微調整をせわしなくしていた気がする。

ちょうど今読んでいる、保坂和志の「カンバセーション・ピース」の影響を受けているのだろうが、そこに出てくる水まき用のホースのような、自転車のブレーキレバーみたいな握りのあるシャワーで、それをいじっていた記憶はある。