夢の記憶 3

2012年1月21日(土)

昨夜は、ビールを飲んだ後そのまま寝てしまっていた。朝起きると、特に夢を見たという気はしなかった。トイレに行った後、また布団の中で横になり、スマートフォンをいじっていた。そして、10分くらいして、ふとダウンジャケットについて考えていたとき、夢を見ていたことを思い出した。

この時点で思い出せるのは、あえて大別すれば3つのパートになる。

①ダウンジャケット購入

②20人くらいが一同に集まっている

③ゲームを見つけ出す

思い出した順序は、上記の通りだが、実際に見たであろう夢の順は③→②→①だと思われる。①、②については、どのような場面、状況だったかを思い浮かべることができるが、③については、状況だけでなく視覚的な風景すらもモヤがかかったようにはっきりとせず、ただこんな感じ、という事だけしか印象されていない。

映画「インセプション」のように、①、②、③の順で、より深い夢の階層になっていると考えると、面白いかもしれない。①はほとんど意識の表層に近く、起きる直前に見ていたのかもしれない。もちろん、これら意外にも夢は見ていたのかもしれないが、今の時点で思い出せるだけを書き残しておく。

 

①陳列棚にかけられたダウンジャケットを見ていた。ちょうど手を頭上に掲げると、ハンガーに手が届くくらいの高さに掛けられていた。物色しながら、色が黒、茶、白、赤などがあることを確認した。白はなかったようにも見えたが、もしあったとするならば、それはほとんどグレーだった。結局、黒を購入することに決めた。レジにもっていこうとすると、いつの間にか、ダウンジャケットのすぐ右隣がレジになっていた。

ここでの店員とのやりとりが奇妙だった。私が出したのが、千円札か5千円札なのかは忘れてしまったが、会計が済み、店員はお釣りの硬貨を用意していた。その間に、私はなぜか10円硬貨を5枚、会計トレイにのせていた。店員は戸惑っていたが、お釣りを私に渡そうとしていた。それを受け取ると、私は再び10円硬貨を5枚、さきほどのトレイに重ね置いた。お互い何なのか、よく分からない風でいたが、100円玉との両替ということになって、店員から100円硬貨を受け取った。このシークエンスをとても奇妙に感じた。

 

②駅前のロータリーのような、しかしながらステージ会場のような雰囲気も感じられる所にいた。自分たち以外にも、たくさんの人々でにぎわっている。ちょうど、駅の出口から地上へ降りる階段の下あたりのところで、20~30人くらいの高校か何かの同期と思われる、制服かスーツを着た集団が集まっていた。がやがやしていた。ある時ステージのほうへ行くことになった。何かのパフォーマンスか授賞式なのかは分からない。

ぞろぞろと歩き始めたが、自分と他2~3人は遠くで見守ることにした。今いた階段を少し登って、手すりに体重を預けながら外を覗くと、さっきの集団はいつの間にか100メートルも離れているように感じられた。カメラを構えて、ズームで写そうとしたが、焦点を合わせているうちに、集団はステージか物陰に隠れていって、最後尾の3人くらいがシャッターに収まった。そのあと、階段の踊り場まで上ったときに、中年の夫婦かおじさんと、カメラについて話していた気もするが、詳細は分からない。

 

③ほとんど言語化できない。頭より高い所に広がった、在庫の山か、子供の頃遊んだガレキの山のような、その上に身を乗り出して遠くへ行った気がした。目的も定かではない。何かのゲームソフトを購入しようとしていたのか、ゲームに参加しようとしていたのか判然としない。そもそもゲームが関係しているのかも、もはや分からなくなってしまった。