夢の記録 12

2007年5月3日(木)

1ヶ月ぶりに書いている。2007年4月23(月)に見た夢の内容がメモ書きしてあるので、それを覚えている限りで書いてみる。

もう日は落ちていて暗い街の中を、ワゴン車だと大きすぎるからミニバンくらいだったと思うが、その中で自分は後ろに座っていて、前の左の座席には梅原、そして運転席には廣瀬店長がいた気がする。しばらく車が走っていくと、家がいくつか隣接した普通の民家の前に来た。何のために来たのか理由はわからなかったが、その後の行動を考えると、暗殺か何かだったのだろうか。前の二人が、家の門を開けると、勢いよく屋内に侵入していった。自分はその時なぜか焦り、二人を追っていったがもう見えなくなっていた。玄関を入ってすぐ階段があり、音のするほうへと懸命に駆け上がって行った。そのあとは完全に迷宮で、何かに追われているような気配すらしてきて、全体が見えていたわけではないが、外から見たときにはこんな広くなかったはずだ、というくらい4次元ポケットのようで、縦横無尽に駆け巡り、途中で誰かに出会ったような気もするが、最初のふたりに会うことは二度となかった。

家の中は、玄関のフロア以外は、日本家屋的というか和風だった。ふと、障子戸か格子状のガラス戸を開いて中に入ると、6~8畳くらいの和室があり、コタツやテレビなどがおいてあった。人はだれもいなくて、戸を開けて入室すると、ちょうど部屋の真ん中にコタツがあり、さらに奥には、外が見えそうな格子窓があった。その先を引き続き駆け巡ろうと思い、窓を開いて身を乗り出してみると、本当に外に出てしまって、しかも明るかった。家の中では何度もアップダウンした気がするが、外はちょうど地上だった。そのまま、家というか学校のような大型の建物を囲む柵を越えたのだが、そこから先は覚えていない。

同じ日に、あと2つ別の夢を見た。

そのうちの1つ。戦場らしかった。夕暮れ時で、あたりは薄暗くなっていて、小高い丘の下のほうに自分はいた。そのあたりには、はらっぱが東西南北どの方向にも広がっていて、ただ自分たちの前方は、200メートルくらい先が30メートルほど高くなるような勾配で上り坂になっていた。ほぼ平らな斜面だったが、ところどころ起伏があり、自分たちは窪んだところにうつぶせになって構えていた。本当に構えていたように思われる。自分たちというのは、自分以外にも兵士らしい人は多数いて、自分がいる窪みには3~4人くらいがいたと思う。軍服を着て、銃も携帯していたような気がする。時折、軍用かどうか分からないが、ヘリがけたたましい音を立てて、上空を通り過ぎた。どこか膠着状態の感があったのか、妙な安堵感があった。緊張していなければならないのに、なぜか暖かさを感じた。場面転換はなく、この夢の間中ずっとこの丘にいた。その暖かさは、部屋の戸の近くで、戸を全開にして春の陽光を浴びながら寝ているときに感じる暖かさで、目を閉じていると、どこか遠くのほうから、車が何台も走り抜ける音が、遠くであるにもかかわらずその音の大きさのために聞こえてくるような、そんな家の周りの静けさに包まれた感じがしていた。

あともう1つ。神田小で何かの集団、とメモがあるのだけど、たった今思い出したのは黒いスーツを着た黒尽くめの集団ということだけで、何をしていたかは思い出せないのだった。