夢の記録 15

2007年6月29日(金)

神田小学校のような建物の中にいた。もうゲームは始まっていて、すでに中盤にさしかかっているらしく、自分を含む3人が、2階の廊下に集まって話していた。それがゲームなのか、現実なのか分からないが、何かモンスターのようなものに追われていている状況らしかった。自分以外の2人は、地下へ行こうとしたのか、下のほうへと向かい、自分は上に向かった。階段を駆け上がって、6階ぐらいまで上がってきたと思うのだが(神田小だと4階の上が屋上になる)、その6階から上に向かう階段を半階分のぼり、踊り場に出て、折り返しのところを振り返ると、ちょうど7階にあたるところに、屋上へ出るための2枚のガラス戸が見えた。階段を上りきって、ガラスの前に立つと、男が1人いたが、とくに会話を交わすこともなかった。そして、鍵をどうしたのか分からないが、ガラス戸を開けて中へと進んだ。

屋上に出てみると、屋上の床にコンビニのおにぎりが規則正しく対称的に5~7個ほど置かれていた。おかか、シーチキンマヨネーズ、あと1つ何かの具があった。おにぎりの周囲には、キシリッシュ(キシリッシュは2~3日前に、実際に北原にもらった)のような、あるいは粒状の薬のような、そのくらいの大きさの白っぽい粒が、これもまた対称的に数多く並んでいた。これはアイテムなのだろうか。必死の思いで手に取り始めた。最初に、これがゲームかも知れないと書いたのは、そこに置かれていたものが、どうしようもなくアイテムのように思えたからだった。空腹を満たし、体力を補うために、おにぎりを食べようとしたが、包装を1回はがしたところで、いったん置いて、また白い粒をとり始めた。というのは、ガラス戸のところに立っていた男なのか分からないが、他にも白い粒を拾い集めている人がいたのだった。そんな中、自分は粒を拾っては、おにぎりの包装を解き、拾っては、おにぎりを口に入れるのを繰り返していた。粒はどうするかというと、携帯電話の中に蓄えていた。何粒か入れて中に入りきらなくなると、ポケットの中にしまいこんだ。あるいは、そのまま手に持っていた。自分はかなり拾っていて、一緒に拾っていた人に少し分けてくれと言われ、2~3個ほど分けた。これを拾っている間中、この粒が体力回復のアイテム、ポケモンでいう「げんきのかたまり」のような、ドラクエでいうと「せかいじゅの葉」か、あるいは、マリオでいう「気のアップ」になるようなものだと感じていた。そのあと、屋上の、同じガラス戸から中へと戻ったのか、別の道を探したのかは覚えていない。

もう1つの夢。この夢も、記憶に残っている部分以外の、周りの部分がほとんど思い出せず、非常に印象が薄くて、始まりが曖昧で、話が進むにつれてかろうじて徐々にイメージがつかめそうな感じだった。これは、どちらかというと、直接に「話の内容」のことではなくて、むしろ、登場する人たちの「話し方」のことである。つまり、ある人が何かを語っているときに、使っている言葉がどのような内容の物語を生むのかについて、最初は分からないまま、あるいは意味を完全には理解しないままで、聞いているうちにだんだんとイメージできていく、というのではなくて、語り始めたとき、その声が聴き取り難いのだ。耳を傾けてもノイズというか、言葉としては聴こえてこない。単純に音が小さいのか、どもるような感じで聴き取れないのか。視界で言えば、対象が布で覆いかぶされて見えないというよりかは、眼が霞んでいるという場合もあるかもしれないけれども、視野が霧がかっていて像を結ばないという感じだろうか。

というわけで、はじめは電車に乗っていた。その場面になる前にも、電車の中で何かしていたのかもしれないが、今はちょうど、おばあちゃんと孫らしい子供が降りるところだった。自分はそれを見ていたのだけど、自分の立ち位置としては、降り口側のドアにいたと思うのだが、それを見つめている視点は、反対側のドア付近からのもので、奇妙な感覚だった。それから、おばあちゃんは降りて孫もいっしょに降りたのだが、孫だけ車内に戻ってきてしまった。まもなく電車は出発した。おばあちゃんは心配そうにこちらを見ている。子供はすぐそばの座席に腰を掛けている。自分はその子供の前か、隣にいたと思われる(降り口側のドア付近にいたので)。そして子供に、「何で戻ってきちゃったの?おばあちゃんといっしょにいなきゃだめでしょ」と言ったように思う。不思議なのは、実はおじいちゃんもすぐ側にいたように感じられたことだ。おじいちゃん何をしているのかと。というか、おじいちゃん何故降りなかったのかと。それはともかく、次の駅で子供と一緒に降りて、反対方面の電車に乗ろうと思っていたところで、いつの間にか場面は変わっていた。この夢の詳細がさっき(起きた直後)までかなり残っていたのだけど、今これを書いているうちに忘れてしまった。たしか、電車から降りて、どこか休憩室か待合室で、いとこが発表の準備をしているのを手伝っていた。たいしたアドバイスも出来ていないが、少しばかりフォローしていた。テーマは「宇宙線の分光」で、かなり細かい内容を扱っていたとは思う。その場には他にも数人いて、いとこの家族とか、物理科の水島などがいて、自分は水島となにか話していたが、詳細は思い出せない。