夢の記録 19

2007年7月15日(日)PM1:00

西部病院から北浦和マンションへとカーブしてゆく道、その雰囲気を漂わせるところにいた。ただし、進行方向の右側に、すでにいくつかの背の高い建物が並んでいるところが違っていた。進んでいるうちに、何人かの人々とすれ違った。その中に、どう考えても奇妙なものが混ざっていた。最初のうちは、それが周りと溶け込んでいるようで違和感がなかった。それは猫だった。猫のはずだった。しかし次第に、その風貌は想像上の動物にも見えた。イエティと呼ばれる人間大の奇妙な生き物。それに似て、ゴリラのように、地面に手がつくほどの長い腕を肩からだらんと垂らし、体全体はたしかに、猫の毛並みのような薄茶や黒の斑点が混じったような体毛で、顔も猫そのものなのだが、ゆっくりと二足歩行している。その猫が遠ざかっていくのを見送った。その後、だんだんと不穏な空気が襲ってきた。周りの人々も、動揺し始めているように思えた。そして、人々は何かに追われるように逃げ始めた。自分も、それが正解だと確信した。

北浦和マンションのような所が舞台だった。後ろからやって来るそれを、自分は物陰から見ていたのか、それとも、自分のすぐ横を通り過ぎたが、たまたま無事だったのか分からない。猫が4つの脚を使って、ものすごいスピードで駆けてきて、通過するのを見た。人々が、食われているという感じはしなかったが、襲われているようだった。自分は、マンションに潜り込んで、1階の渡り廊下から2階の渡り廊下へと、階段を使わずに、よじ登っていった。屋上に着いた後しばらくして、その猫と戦っていたような記憶がわずかに残っている。