原宿

午後3時ごろ、武蔵浦和駅の須原屋へ立ち寄った。店内を徘徊したあと、ルソーの「孤独な散歩者の夢想」だけを購入し、埼京線に駆け込んだ。渋谷までいこうかと思っていたが、原宿で降りることにした。改札へむかって歩いているあいだ、若い子や外国人のかたがたが多いことが肌感覚で迫ってきた。駅を出て左へ少し歩いて一息ついた。坂を下るともうひとつの改札口のところに人々が集まっていた。近づいてみると、そこが竹下通りだということに気がついた。おそらく来るのは初めてかもしれない。観光客が竹下通り入口の写真を撮っているのにまぎれて、自分もiPhoneで写真をとった。数段の階段をおりて竹下通りに入っていく。派手な衣装に身を包んだカップルや母娘の親子連れやとにかく若い子が多かった。衝撃的だったのは、100円ショップ「ダイソー」の店舗がピンク色に染まっていたことだった。他にもクレープ屋さんや服屋さんやおみやげ屋さんなど様々なものが入り乱れていた。15分ほど流れに沿って進んでいると竹下通りの終点が見えてきた。終点付近にそびえていたのは、「神宮前計画」という高層ビルらしい。2017年9月竣工とのことなので、その頃にまた行ってみたい。つかの間の原宿体験を終えて、明治神宮前駅に向かった。